平成30年11月8日(木)から9日(金)にかけて『平成30年度森林施業プランナーシンポジウム』を下記の5つを目的として実施しました。
①今後導入や普及の推進が期待されるICT等の新技術への対応
②所有者提案への選択肢の一つとして増加が予想される主伐と森林所有者との関わり方
③林業の専門職としてのキャリア形成等についての情報交換
④各地で活躍する森林施業プランナーを中心とした情報交換
⑤森林施業プランナーと国や地方の森林総合監理士等関係者との連携
日 時:平成30年11月8日(木)13時~17時45分(意見交換会18:30~20:30)
9日(金) 9時~12時00分
会 場:コープビル6階第3会議室(東京都千代田区)
<1日目>
◎主催者挨拶
森林施業プランナー協会 理事長
村松 二郎
◎来賓挨拶①
林野庁 林政部 経営課 総括課長補佐
諏訪 実 氏
◎講演
鹿児島大学 教授
寺岡 行雄 氏
『林業におけるICT活用の状況とこれから』
◎事例紹介①
北信州森林組合 業務課長
堀澤 正彦 氏
『プランナーとしての取組みと
ICT等新技術の活用』
◎事例紹介②
株式会社戸田組 取締役
戸田 ひろみ 氏
『森林所有者との交流』
◎事例紹介③
南那珂森林組合
事業部長 河野 通貴 氏(右)
事業課係長 河野 壽也 氏(左)
『主伐や販路拡大の取組み』
◎事例紹介④
有限会社田中林業 専務取締役
田中 佑樹 氏
『キャリアアップや人脈構築のための
研修等への参加』
◎情報提供①
林野庁 林政部 経営課 統括課長補佐
諏訪 実 氏
『新たな森林管理システムについて』
◎情報提供②
全国森林組合連合会 組織部長
佐々木 太郎
『森林施業プランナーが遵守すべき
コンプライアンスについて』
◎情報提供③
森林保険センター(国立研究開発法人 森林研究
・整備機構)保険推進課長
菊地 英晃 氏
『森林保険の推進について』
<2日目>
◎テーマ別情報交換会
4つのテーマ(ICT等の導入・活用 / 森林所有者との交流 / 主伐への対応・販路の拡大 / 自身のキャリアアップ等)に参加者は自由に分かれて、事例発表頂いた登壇者を交えて一日目の事例発表も参考にしながら問題点の共有から解決策の検討を行なってもらいました。
最後に各テーマで話し合われた内容の報告が進行役を通じて行なわれ、参加者全体で共有しました。
<参加者からの感想(アンケートの結果より抜粋)>
・先進的な取組みの事案を聞いたり、議論して大変勉強になりました。自分の職場に持ち帰り、なにができるのかを検討していきたい。
・改めてプランナーの重要性を再確認した。また、新規技術も取り入れていきたい。
・木材価格が上がらない。ではなく、いかに生産コストを上げ高く売るか。そのために情報をどう得て活用するのか考えるいい機会になった。
・(テーマ別情報交換会において)県や地方で考え方や仕組みが異なり、意見を聞くのが面白かった。